持っていないものを見てしまう
23歳のときに初めて入社したときにチーフだった人
今はバイヤーに昇進している
その人がたまに店舗へ用事で訪れたりする
なんとなく思い出すのは
この人がチーフだった頃、私はこの人に精神的に甘えていたなと思う
頼りになってそこそこ優しい人、それがその人だった
しばらくは、そういう人が会社にいなくてもよくなった
なぜなら10年間は、彼氏が私の心の中にいたから
今、私は会社で、(あくまで業務上の意味で)甘えられる人はいないなと思う。
でも逆に、頼られると嬉しいし、誰の役にも立っていないと思うと不安になる。
そこは10年前の私とは変わった部分だとは思う。
でも、なんなんだろう
ここ数日湧いている、怒りのような、悲しみのような、
感情の正体が、理由が、よくわからない。
最近はゲームをやっているので、二次元のキャラクターを推している。
その世界が見せているのは、幸せな家庭のようなもの。
私が幼少期に得られず、そしてこの先も作ることができないもの。
人格に憧れている。よくできた人だ。フィクションだからかもしれないが。
でも実は私はそういう、よくできた人に、今でも頼りたいのかもしれない。
一人暮らしをするときも、親は頼らなかった。
全部手順をインターネットで調べて、県外の不動産もひとりで行った。
そこまで出来るのに、どうして他人が必要なんだろうか。
わからないけど、このつらさはなんなのだろう。
楽しいと思えていたことが急に楽しくなくなって
頭に情報を入れたくなくなって
現実をシャットアウトしたい
なんだかそんな気分が続いている
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